日本戦で先発・アメリカのタナー・ロアークはどんな投手?

   

WBCにおいて、侍ジャパンはいよいよ野球大国アメリカと準決勝を戦います。対戦相手のアメリカ代表の先発なのですが、タナー・ロアークという投手が投げるようです。ここでは、このロアーク投手について調べてみました。

[ad#co-1]

経歴・プロフィール

  • 生年月日・・1986年10月5日
  • 身長/体重・・188cm/106kg
  • チーム・・ワシントン・ナショナルズ

2008年のMLBのドラフトでダルビッシュのいるテキサス・レンジャーズに指名されてプロ入りした投手で、ドラフトの順位は25位とさほど高い評価ではありませんでした。トレードでナショナルズに移籍したのち2013年にMLBデビューします。2015年はやや不調でしたが、2014,2016年はナショナルズのローテ投手として良い成績をのこしています。

現在30歳の投手で、188cm/106kgと大柄な投手です。2016年のMLBナショナルリーグ東地区で地区優勝したワシントン・ナショナルズに所属しています。2016年にはマックス・シャーザー、ステファン・ストラスバーグなどMLBを代表する投手がいる強力ローテの一角として活躍しました。

MLBでの成績

タナー・ロアーク投手の2016年のMLBでの成績は以下のようになっています。

34試合33先発/210イニング/16勝(リーグ5位)10敗/被安打173/与死四球86/奪三振172/防御率2.83(リーグ6位)

見ての通り、先発として16勝を挙げ防御率は3を割るなどMLBでも優れた投手だということがわかります。

被安打率は7.41、四死球率3.68と投球内容も比較的優れています。奪三振率7.37と先発としては三振も多く取れるタイプの投手です。またリーグ4位の210イニングを投げており、非常にタフな投手でもあります。

2015年はナショナルズが前述したシャーザーを獲得したことにより、もともとストラスバーグやジオ・ゴンザレス、ジョーダン・ジマーマン、ダグ・フィスターがいた先発ローテが飽和してしまい、ローテから外されています。そのため先発リリーフ両面で登板するもこの年は防御率4点台と不調に終わりましたが、初めて1シーズンMLBで投げた2014年は15勝を挙げ防御率2.85と優れた成績を残しています。

[ad#co-1]

球速や球種

ロアーク投手は、平均92mph(148km/h)のツーシームを軸に、スライダー(平均85.3=約137mph)、カーブ(平均77.2mph=約124km/h)、チェンジアップ(平均83.7mph=約134km/h)、フォーシーム(日本で言う一般的なストレート)といった球種を投げています。

投球の半分以上はツーシームが占めているため、この投手の武器といわれるツーシームを打てるかどうかが一つキーになりそうです。他の変化球だと、スライダー>カーブ>チェンジアップの順で多く投げています。

また、スライダーなどの変化球はいずれもツーシームより被打率が低く抑えられており、これらの球種も良さそうで非常に厄介な投手です。(2016年のfangraphのデータより)

投球動画

最後にロアーク投手の投球動画を載せておきます。

 

ツーシームがよく動いており、日本の打者が打てるのか少し不安になってしまいます・・。日本の打者がどのように対応するのか、準決勝の試合に注目したいと思います。

[ad#co-1]

 

 - WBC