オリックスに入団・元ジャイアンツのクリス・マレーロを紹介
2017/06/12
NPBのオリックスが、新外国人としてクリス・マレーロ(Chris Marrero)選手を獲得するという報道がありました。ここでは、このクリス・マレーロ選手について調べてみました。
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経歴・プロフィール
- 身長/体重・・190cm/103kg
- 投打・・右投げ右打ち
- 生年月日・・1988年7月2日
- チーム・・サクラメント・リバーキャッツ(サンフランシスコ・ジャイアンツ3A)
右投げ右打ちの28歳の選手で、190cm/103kgとパワーのありそうな体格をしています。現在は3Aのサクラメント・リバーキャッツに所属しています。ポジションは外野手となっていますが、守備位置はファーストが中心で、レフトでも出場しています。
2008年にドラフト1巡目(全体15位)でナショナルズに入団してプロ入りしています。全体15位とかなり高い評価を受けており、2011年にMLBデビューを果たします。この年には31試合に出場しましたが、結局それ以降はMLBに定着することはできず、3Aでのプレーが中心になっています。
今季はジャイアンツで開幕ロースターに入り、MLBの試合にも少し出場し自身初のMLBでのホームランも記録したものの低迷し、4/27にDFAされています。現在はジャイアンツ3Aのサクラメント・リバーキャッツでプレーしています。
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3Aでの成績
マレーロ選手のMLB通算成績は54試合で打率.208、HR2本となっています。今季も少しMLBに出場していますが、打率.132と成績は残せていません。通算成績は2011年の数字が中心ですし、より参考になりそうな3Aの成績をここでは紹介しておきます。
※通算成績はこちら(外部サイトへ飛びます)をご覧ください
- 2016年(AAA):131試合544打席/HR23本/71打点/46四球/85三振/打率.280
- 2017年(AAA):17試合67打席/HR2本/11打点/6四球/12三振/打率.222/
今季はまだ打率.222と低調なのは気になりますが、2016年は投高打低傾向にあるインターナショナルリーグ(IL)でまずまずの成績を残しており、それなりに実力はありそうです。
2016年は23本のホームランを放っており、長打力もまずまずありそうですが、それより前の成績も加味して考えると30,40発というよりは20本~25本前後を期待するような中長距離打者といったほうが妥当なのかもしれません。ILでの成績ですし、日本で長打力を伸ばす選手もいるので期待したいところです。
2016年のAAAでの三振率は15.6%、四球率は8.5%となっています。4打席に1度やそれ以上のペースで三振する選手も多い中で、三振数が比較的抑えられているのは良いポイントだといえるでしょう。四球もまずまず選べており、日本でカギになると思われる選球眼やコンタクト力(ミート力)は悪くなさそうに思います。
後は今季不調になっていないか気にはなりますが、日本の野球に適応できればまずまず数字は残せそうな感じはします。ロメロが怪我をしてからジェットコースターのように急降下したチームにおいて、起爆剤になれるか注目したいと思います。
プレー動画
最後にマレーロ選手の動画を紹介します。
今季MLB初ホームランを記録した時の動画です。
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