DeNA、山口の人的補償は平良に!球速、球種は?成績は?

      2017/03/29

先程、FAで巨人へ移籍した山口の人的補償として、平良投手がDeNAへ移籍するという情報が出ました。今回は、この平良投手について調べてみようと思います。

経歴

平良投手は2013年のドラフト5巡目で沖縄の北山高校から巨人へ指名され入団しています。甲子園に出るような私立の強豪校ではなく、県立の高校から指名された投手です。県立高校ながらセンバツに出場した創成館高校を2安打完封、16奪三振に抑え勝利したこともあるなど、実力のある投手です。

高校時代も上位候補とはいえませんがドラフト候補としてボーダーレベルの評価はされていた投手だったように思います。当時から変則的なフォームをしており、トルネード気味に体をひねってからサイドスロー気味に投げ混むフォームです。

プロ入り後は1年目から2軍で登板し、7試合26イニングで防御率1.71という成績を残し注目されます。2年目は成績を落としましたが登板数を増やし、今年は2軍で防御率2.31、1軍初先発も経験しました。巨人でもこれからの飛躍が期待されていたプロスペクトといえます。

成績

プロ入り後の成績についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。下の成績は二軍での数字となります。

【2014年度成績】7試合26イニング・被安打15・与四死球9・奪三振15・防御率1.71

【2015年度成績】16試63イニング・被安打71・与四死球18・奪三振34・防御率5.12

【2016年度成績】12試合74イニング・被安打65・与四死球17・奪三振37・防御率2.31

見ての通り、2014年と2016年は好成績を残している一方、2015年は数字を落としています。2015→2016でイニング数も増やし防御率も大幅に良くなっています。加えて被安打数が2015年はイニングを上回っていますが、2016年はイニングを下回っており、成長の跡が見られます。運に左右されない被本塁打に関しても6本から2本に減らしていることもプラスポイントです。

加えて言えば、与四死球もイニング数の割に少なく、基本的に制球力に不安がある投手ではなさそうです。1軍初登板した試合では3イニングで3つのフォアボールを出していますが、ここは場慣れとさアラなる成長に期待したいところです。

1つ気になることといえば、奪三振がイニング数の半分ほどしか取れていないことでしょうか。制球力に不安がある投手ではなさそうなので、打たせて取る投手というタイプに見えます。2軍でも三振がとれていないのは、絶対的なボールがない、等の理由も考えられるため、1軍で同じように通用するかは疑問も残ります。

一方今年の1軍初登板の試合では3イニングで4三振を奪っています。サンプルが少ないので何とも言えませんが、結局のところは今後次第ではないでしょうか。

球種や球速

高校時代の最速は147km/hです。データで楽しむプロ野球様のサイトによると、今季1軍で投げた試合では最速は142km/h、球種としてはカットボール、スライダー、ストレート、シュート(投げた割合順)を投げています。どの球種も比較的まんべんなく投げているのも特徴です。

最後に

今年二軍で好成績を残したこともあり、人的補償で選ばれたのもわかります。1軍でも打たせて取るピッチングができれば、近い将来DeNAのローテに入れるのではないでしょうか。

 

 

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